縦スクロール漫画大賞

大賞

賞金300万円

ホラー、サスペンス部門

エンラ

著者諏訪童角

幼い頃、猟奇的事件に巻き込まれた比奈陽介。彼はその時の強烈なストレスによって、人格解離を起こしてしまう。それから数年後──その時生まれたもう一人の人格が、悪への復讐に動き出す!

講評

絵に迫力があり、暗めの色調が復讐サスペンスの空気感ともマッチしていた。大きな物語を予感させるバックボーンが感じられる作品。大賞受賞文句なし! しかしタテスクとしてはコマがやや詰まって感じられるので、演出と共にそのあたりは調整していこう。

ジャンル別部門賞

賞金300万円

男性向け異世界ファンタジー部門

クイーンズ・フロムヘル

著者乱ぼたん

異界の王が死に、異界と現世が交じり合った世界。人間は異界の怪物たちの餌にされ、絶滅寸前になっていた。
憲保は娘にごく普通の暮らしをさせるため、父子二人で暮らしていたのだが……。

講評

肉感的な悪魔、廃墟の混じるファンタジックな背景と画力が高く、世界観がしっかり作られていた。悪魔と子をなすための旅に出るというラストもいい。フキダシはもっと離したほうが読みやすい。また、画面全体を意識して単調なコマ割にならないよう注意。

女性向け異世界ファンタジー部門

僕の婚約者の話

著者吉野

領主の次男として生まれたノアは、ある負い目から死んだように過ごしていた。そこに現れたのは美しい殺し屋。彼女はノアを追い詰め──「結婚しましょう!」
一流の暗殺者に惚れられてしまったようです!?

講評

「婚約者」と「殺し屋」というキャッチーな掴みが出来ている。後半は新キャラ登場に王家継承問題と広がりを予感させる展開で、つづきが気になる。構図やキャラの見せ方をもう少し研究して、より引きのある画面作りを。

ジャンル別部門佳作

賞金300万円

恋愛部門

彼女は私の顔もわからない

著者ifpark

大学に入学したての主人公、蘭。彼女は違う学部の女性に一目惚れする。
しかし、その女性は人の顔の識別ができないという悩みを抱えていて──。めげずにアプローチする蘭だが……。

講評

コマの間隔、セリフやモノローグの位置がちょうどよく、タテスクとしての画面はほぼ仕上がっている。女の子に特徴をつけるともっとキャッチーさが出る。

恋愛部門

リリーズ

著者小宮ゆと

風紀委員の涼香には苦手な後輩がいる。校則違反の常習犯でありながら、ちっとも悪びれない佐々木りま。
毎回イライラさせられる涼香だったが、りまがバイト先の男装喫茶に現れて──?

講評

冒頭と引きが上手く作れていてわかりやすい。女の子
も可愛いく描けているが、やや単調に見えるので描き
分けを。構図にももう一工夫欲しい。

ラブコメ部門

闇川さんはやみかわいい

著者一宮シア

過去の出来事によってちょっと病んでいる女の子、闇川さん。眼帯と包帯に身を包む彼女が、同じく傷を抱えた男の子に出会い変わっていき……? 危なっかしくて目が離せない、やみかわいいラブコメディー。

講評

ヒロインのインパクトが強く、キャラクターとしてはいい。やみかわいい部分をもう少し出せると良かった。デッサンを頑張って総合的な画力向上を目指そう。

女性向け異世界ファンタジー部門

風の境、翼の涯て

著者渡 太一

半獣人の「鹿人」として生を受けたリーエリートは、小国の姫君に従者として仕える事に。
病弱な姫君と二人、城内にて穏やかな日々を過ごすリーエリートだが、ある日彼女から「海が見たい」と告げられ……?

講評

画力、ストーリー、構成力も抜群。しかしタテスクとしては読みにくかった。「縦にスクロールして読む」意識で画面を作ると、ぐっと良くなる。

バトルアクション部門

ソウルハンター 魂狩記

著者King Kong

ソンリンは呪符を操る狩霊師。近頃、悪霊が頻繁に現れていることに気づいたソンリンは、何者かが裏で悪霊を操っていると気づく。このままでは伝説の火鳳妖が目覚め、太古の昔に封印された魔神を蘇らせてしまう……!?

講評

海外からの応募作。子供向けアニメのような絵柄と、悪霊バトルの構図がハマっている。イラストっぽいキャラに動きを足し、擬音に頼らない画面演出を。

バトルアクション部門

無月之城

著者JO & KIN

年々人口が減少する廃墟《無月島》は、隔壁の外にモンスターが徘徊する無法地帯。幼馴染のファンとアイヤは、モンスターを倒しながら島に隠された真実と、闇に葬り去られた「人類改造計画」の存在を知ってしまい……。

講評

海外からの応募作。両生類や植物的な印象もある化物デザインがグロ面白い。バトルシーンはもっとアップを使ったりアングルを変えて迫力を出そう。

ホラー、サスペンス部門

中古童話屋

著者山有

少年は、気づくと不思議な小部屋の椅子に座っていた。人は少年のことを「ピノキオ」と呼ぶ。「僕はピノキオじゃない!」
少年はピノキオの童話の世界から、無事抜け出すことができるのか?

講評

ビビットな色使いが目を引く。縦の時間経過の使い方も上手いが、もう少しアップの表情なども入れると怖さをより演出出来たかも。

日常、コメディ、ドラマ、青春部門

孫のマコ

著者大島由果

3年前、一人娘を亡くした松山末男は、娘の忘れ形見である孫のマコを一人で育てている。
元気で活発なマコに振り回され、翻弄されながら、マコのために夏祭りの用意をする末男。そこに娘の面影が浮かんできて……。

講評

おじいちゃんと孫のキャラクターがしっかり出来ていて、ほろりとくるラストも良かった。簡略化されたキャラ絵なので、単調に見えない工夫を。

日常、コメディ、ドラマ、青春部門

机上のエデン

著者白川 丈

読書家の立花詩歌は、作家・青井恵都の著書を愛読しているが、一作目以降、暗鬱な作風に変わってしまったことが気がかりだった。
偶然、彼と同じ大学に入学したことがわかり、接触を試みる。

講評

シンプルな絵柄と淡々とした雰囲気が合っているが、背景の少なさが目立ってしまう。心理描写以外の色の付け方をいろいろ試してみよう。

BL部門

該当作品なし

現代ファンタジー部門

該当作品なし

コミックエッセイ部門

該当作品なし

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