第5回オールKADOKAWAによるタテスクコミック大賞に
たくさんのご応募誠にありがとうございました。
以下のように全14作品が受賞となりましたのでお知らせいたします。
女性向け作品部門
「推しアイドルは
最強の婚約者が
お守りします」
あらすじ- 会社員として働く吉野新奈は、大人気アイドルグループ「Riot」のルカの大ファン。社畜生活に疲れ切っているものの、大好きなルカの推し活を満喫していた。
ある日、ルカが突然失踪したというニュースが飛び込んでくる。推しの安否を不安に思う中、一方の新奈も不慮の事故に遭ってしまって……!?
編集部講評- 人それぞれの「推し」がいるこの時代、異世界での夢のようなシチュエーションにワクワクしました。
冒頭のシーンのキラキラと多幸感を感じる構図と演出、親しみやすく美しいキャラクター造形、画力の高さなど、ロマンスファンタジーとしての満足度がとても高い作品でした。 この後主人公の運命はどうなってしまうのか、続きがとても気になります!
受賞者コメント- この度はタテスク大賞に選んでいただきありがとうございます。まさか大賞受賞するとは思わず、まだあまり実感がわきません。
"推しと一緒に転生する"という夢のようなストーリーですが、実際推しと恋愛する夢ってなかなか見ないなぁと思いながら描きました。

該当なし

女性向け作品部門
「皇太子と大神官」
あらすじ- 各国に人間と魔物の均衡を保つ「守護樹」が存在し、その均衡が崩れると「汚染」が酷くなる。「汚染」を浄化できるのは神聖な力をもっている神官のみ!大神官候補である少女セラフィは未来の崩壊と愛する皇太子の死を回避するため、初めて教皇庁の外に足を踏み出す。
編集部講評- 独特な世界観と繊細な作画がとても魅力的な作品でした。
特に主人公のセラフィとエドウィンが出会うシーンですが、ぐるっと振り返るセラフィを映すアングルがとても印象的で何かのピンク色の物語が始まるのかな!?と思いましたが、何と未来を変えてみせるという、セラフィの覚悟が素敵でした!この先この二人はどうなるのか、とても気になります。
受賞者コメント- たくさんの方々のお助けのおかげで受賞することができました。
すべての栄光を応援してくださった方々に捧げたいです。
まだまだ至らない点ばかりですが、これからももっと頑張って作品活動を続けたいと思います。
この度は本当にありがとうございました!
女性向け作品部門
「北部大公は
なぜ傭兵大将の
服を
脱いだのか」
あらすじ- 冷徹沈着なエリートの傭兵隊長エイナール・ヴァルターと、天真爛漫で少し抜けた所のある北部大公テオドール・フォン・ノルベルト。立場も性格も正反対の二人は、「下着」を介して奇妙な関係を築き始める。真面目な傭兵の戸惑いと大公の無邪気な好意が、すれ違いながらも近づいていくが…。温かくもじれったいファンタジーBLロマンス。
編集部講評- 色彩・構図ともに非常に完成度が高く、縦スクロールの流れを巧みに使った視覚の演出が秀逸!
キャラクターの感情の表現も豊かで、北部大公の無垢さと傭兵隊長の秘めたる情動の対比にグッと心を掴まれました。
序盤から二人の関係性に焦点を絞って、感情の転換点を早めに描写できれば作品の引力がより強まるでしょう。
完成度の高い新人作です!!
受賞者コメント- 賞をいただいてうれしいです。
優しさの可愛さと美しさと、それが周りを引っ張っていく姿をいっぱい描きたいです。
みんなが周りに少しずつ優しさを広げていけたらいいですね。
女性向け作品部門
「曖昧な輪郭」
あらすじ- 大学生の亮輔は、同じサークルの先輩・華恋にずっと片思いをしていた。飲み会の帰り、酔った勢いで思い切って告白するが、「恋人にはなれない」と告げられてしまう。ところがその夜、なぜか華恋は亮輔を受け入れ、一夜を共にすることに――。
編集部講評- 主人公が憧れる先輩の沼ってしまうような表情や、縦を活かした構図からのシチュエーションがとてもよく、ドキドキしながら読ませていただきました!
これから二人はどういう関係になっていくのか気になります。
ぜひ読者の方にも沼っていただけるようなキャラクターや作品を今後も作り出していただきたいです。
受賞者コメント- このお話は、以前描こうとしていたものの、形にできずに終わっていた作品です。今回、このような素晴らしい賞をいただき、当時描けなかった物語を縦スクロールという新しい形式で表現できたことを本当に嬉しく思います。応援してくださった皆さまに心から感謝いたします。
男性向け作品部門
「ボストンアイビー」
あらすじ- 20XX年 都市ロックダウンで陸の孤島となった新宿は終末世界と化していた。ビルの合間をぬって生活するヘルメスと天照は、ある日 特急の依頼を受ける...
編集部講評- 精密な背景、活き活きと動くキャラクターが大変魅力的でした。世界観にも引き込まれるものがあり、将来性に期待大です!
受賞者コメント- 私の作品を選んでいただき、誠にありがとうございます。
これが良いスタートとなり、今後もキャラクターの魅力や画面を、より多くの方にお届けできるよう努めてまいります。
本作では、「読んだ方に、タテスクならではの魅力を感じてもらえる作品」を目指して挑戦をしました。
少しでも楽しんでいただけたら嬉しいです。
これからも努力を重ね、皆さまにより豊かな漫画の世界を届けていきたいと思います。
男性向け作品部門
「夜見ノ国」
あらすじ- 生と死の狭間の世界で、この世界を脱する一筋の糸となり得るものを奪いあう者達の物語。
編集部講評- キャラクターの感情表現、アクションの緩急、そして色使いのいずれもから、確かな漫画の基礎力を感じました。
特に、タテマンガならではのアクション演出が秀逸で、スクロール形式だからこそ生まれる動きと迫力をしっかり理解して描かれていると感じます。
今後、この表現力でどのような独自の世界観を描き出していくのか、心から楽しみにしています。
受賞者コメント- モノクロの地味な絵を描きながら、
「これはアカンのでは」「いやイケるはず」と途中情緒が迷子に…。
何とか意識を保ち完成させた結果、このような賞を頂き嬉しい限りです。
これからも縦読みの世界で新しい表現に挑戦していきたいと思います。
この度は本当に、ありがとうございました。
その他
オールジャンル部門
「ローエ
設計事務所」
あらすじ- 建築家を目指す少年ルコルは、憧れの天才建築家ローエの設計事務所に入ることになった。しかし、ローエはすでに事務所をたたんでおり、荒れた部屋を片付け酒を買ってくる使用人として働くことになってしまう。そんなある日、コビト族の村長が来て「村を建て直したい」と依頼され…建築が心を繋ぐヒューマンドラマ。
編集部講評- 個性的で生き生きとしたキャラクター表現と、作りこまれた優しいタッチの世界観が魅力的でした。
縦スクロールならではの画面を活かした構成力も見事で、緻密な工夫が見えます。
また、人のわずかな心の動きや成長していく様子の繊細な描写に、とても光るものを感じました!
受賞者コメント- このたびはこのような素晴らしい賞をいただき、嬉しい気持ちでいっぱいです。
読んでくださる方の毎日が、少しでも明るくなるような作品を描いていけたらと思います。
これからも成長を忘れず、丁寧に創作を続けていきます。
その他
オールジャンル部門
「ヘイローステップ」
あらすじ- 天使と人間の間に生まれたセオディアが、愛の神エクタリアに拾われ、修行のために人間界へ。ある月夜、セオディアは偶然冒険者のユリスと出会い、共に旅を始めることに。旅の途中で彼らは、信仰を悪用する教会の不正事件に巻き込まれる。不正の裏には、「愛」を歪ませて人々の心を弄ぶ堕天使の関与が…。
編集部講評- 神聖な天使の修行者と俗世の冒険者という対極の主人公2人が織りなす「バディもの」として読んでいて物語に引き込まれました。傲慢ながらも純粋なセオディアと、人間味あふれるユリスの対比が魅力的です。また、聖職者の裏で行われる人身売買という重い題材を扱っているが、キャラクターの表情豊かなコマ割りや、テンポの良いセリフ回しでスラスラ読め、続きが早く読みたくなるファンタジー作品でした。今後の活躍に期待したいです。
受賞者コメント- この度は、数ある応募作品の中から素敵な賞に選んでいただき、本当にありがとうございます!
初めての漫画制作で手探りの連続でしたが、最後まで楽しく取り組むことができました。 今回このように評価していただけたことを心から嬉しく思います。
これを励みに、これからも楽しみながら成長していきたいです!

女性向け作品部門
「トラック運転手の
俺が転生した」
女性向け作品部門
「料理男子、
極道に弟子入りされる」
女性向け作品部門
「あたし以外と
死なないで」
男性向け作品部門
「レイリョウダン」
男性向け作品部門
「特別な魔法を
君だけに」
その他オールジャンル部門
「セレスタイトの
最高傑作」

女性向け作品部門
「吸血清掃員は処女の血が飲みたい!」
「Monoculus 闇の扉 繋がる魂」
「彩やかな青春を」
「元ホス狂い、
今世は最高の男を王にします」
「悪狐は君に執着する」
「大正浪漫ミステリー
訝しき芳香は断罪の香水瓶」
男性向け作品部門
「半神のアルゴス」
「青い夜の魔女」
その他オールジャンル部門
「DR.BEAK」
「かくれんぼ」
「世紀末スターズ」
「弦と心がふれるとき」
「あにみどーる あんな」
「この初恋をもう一度」
「誰にでもできるお仕事です。」
「あひるの庭」
受賞者の皆様には、今後編集担当とデビューを目指していただきます。
今後の活躍にご期待ください!
なお、大賞・部門銀賞を受賞した作品は近日中にカドコミ上で掲載いたします。
主催 株式会社KADOKAWA





