『過ぎ去りし王国の城』宮部みゆき
キャラクターイラスト 丹地陽子
1960年東京生まれ。87年「我らが隣人の犯罪」でオール讀物推理小説新人賞を受賞してデビュー。92年『龍は眠る』で日本推理作家協会賞長編部門、同年に『本所深川ふしぎ草紙』で吉川英治文学新人賞、93年『火車』で山本周五郎賞、99年『理由』で直木賞を受賞。その他『模倣犯』『ブレイブ・ストーリー』『ソロモンの偽証』『悲嘆の門』『荒神』『この世の春』『あやかし草紙』など著書多数。角川文庫では『おそろし』『あんじゅう』『泣き童子』などの、ライフワークとも言える江戸怪談の「三島屋」シリーズを展開中。
絵の中に入り込むという王道のファンタジーながら
現実の辛さや厳しさを喉元に突きつけるリアリティ!宮部みゆきは一筋縄じゃいかない!
三省堂書店 京都駅店 鶴岡寛子
辛いエピソードを積み重ねながらも“生きる”ことに前向きになれる素敵な作品。
物語の全貌が見えてからのスピード感にページをめくる手が止められなくなるはず!!
堀江良文堂書店 松戸店 高坂浩一
もしも目の前に、別の世界へつながる扉があったら、自分はどうするだろう?
そんなことを真剣に考えたのは、いったい何年ぶりだろう。
抱えきれない荷物に押しつぶされそうになりながら、
それでも生きていく人のためにきっとこの物語はある。
次に進むことのできる力を、若い世代にはもちろん、大人たちにも与えてくれると思う。
丸善 ラゾーナ川崎店 高頭佐和子