時は大正。新聞記者を目指す有紗は、家柄だけは良いお嬢さま。
偶然手に入れた指輪の呪いで、烏丸家子息の京四郎と主従契約(しかも有紗が主人)を結ぶことになってしまった有紗は、京四郎とともに少女失踪事件、超能力少女事件など様々な事件に巻き込まれていく。
口の悪い京四郎に最初は反発していた有紗だが、彼の優しさに触れるうちに、次第に気になる存在に……。
そんな中、死んだと思われていた京四郎の兄が二人の前に現れ、有紗の身柄を狙ってくる。有紗の出生の秘密とは。そして有紗が失った記憶――京四郎との過去とは……?

-
16歳。家柄だけは良いお嬢さま。新聞記者を目指しており、「事件の匂いを見逃すな」が信条
-
25歳。烏丸侯爵の子息。感情が読めず、素性は謎だらけで、周囲から「陰気」呼ばわりされる
-
27歳。有紗の自慢の叔父。六条財閥の子息だが新聞記者をしており、親族の不興を買っている
-
29歳。銀行の御曹司。気障なところがあり、有紗にちょっかいをかけてくる