




























[ 魔力 ]
魔法を使うために必要な力。生まれつき持っている者(ナチュラル)はごくわずかで主に彼らを魔法使いと呼ぶ。

[ 魔法使い ]
魔力を行使し、魔法を使う者。
『生まれつき(ナチュラル)』と『魔法憑き(アンナチュラル)』に区別される。
どちらも含めて国内に1000人ほど

[ 生まれつき ]
生まれながらに魔力を持っている者。魔法協会に保護され、魔法使いとなる。

[ 魔法憑き ]
一般人だった者が、魔力を行使されるとこの状態になる。約17歳までに魔法が使えるようにならなければ魔物になる。
尚、一般人に魔力を行使し、魔力を宿させてしまった場合は一級魔法犯罪となり非常に重い罪になる。

[ 猫 ]
シズキの『苗の魔法』でナギが変化した姿。
魔力が不安定で、シズキが魔力を安定させなければ、突然猫になったりしてしまう。

[ 魔法 ]
いわゆる概念やファンタジーとしての『魔法』と基本的に同じもの。三節から成り、『起動』『奏者』『運用』が基本。
例えば、『破壊、斬桐シズキの名の元に、失せよ』とった形である。

[ 魔物 ]
魔力を媒介とした精霊による乗っ取り、人間が人間でなくなった状態。
魔力を宿しており、かつ魔法を使えない18歳以上は魔物化し、シズキたち魔法使いの手によって消される。
魔物から人間に戻すことだけは魔法にも不可能。

[ 苗の魔法 ]
シズキがナギを助けるために行使した魔法。上手くいったかどうかは……。


1日目。
蔦の中には、小さな黒猫がいた。

2日目。
小さな黒猫は蔦の中から出てきた。

3日目。
黒猫には多量の魔力が感じられた。

4日目。
小さな黒猫は、道路脇から出て歩き出した。

5日目。
黒猫は、魔法使いの帽子を発見した。

6日目。
にゃ!!
猫は帽子から出てきた蝶に驚くぐらいには臆病だった。

7日目。
猫は誰かが置いていたスクールバッグに興味を持った。

8日目。
スクールバッグに入ってしまった猫。
気付くと部屋の中にいた。

9日目。
猫は部屋にいた人間から〇×の旗をもらった。
「あなたは……」

10日目。
部屋にいた人間は魔法が使えるようで、
魔法のことが書かれた本を猫に与えてくれた。

11日目。
猫は人間(……斬桐シズキというらしい。)の部屋で過ごすことになった。
にゃ。

12日目。
にゃ!
猫は家の中で杖らしきものを見つけた。

13日目。
猫は杖を持ってみた。
どこか自慢げに見える。

14日目。
にゃにゃ、にゃにゃに……。
猫が杖を振って鳴くと、
少し杖が光った。

15日目。
杖が光ったかと思うと、
猫はふわふわと宙を浮き出した。
にゃ?

16日目。
ふわふわと浮き出した猫のまわりには
キラキラとした小さな
猫の形の光――魔法の片りんが発現しているように見えた。
にゃー。

17日目。
猫は魔法が使えた!
……と思ったら、いきなり
ポンっと爆発のようなものが起こった。

18日目。
猫は魔力にあふれているのに
なぜか魔法を発動させることができなかった。
初めての魔法は失敗に終わった。

19日目。
猫は「魔力抑制帯」という
首輪のようなものをつけられた。

20日目。
「首輪(魔力抑制帯)」に不服なようだった。
に゛~~~~。

21日目。
猫は部屋から逃げ出した。
魔法のようなものがパチパチとはじけていた。

22日目。
雨が降り出した。
猫は静かに歩いていた。

23日目。
猫は雨に濡れて体が冷えているようだった。
「――さん、探しました」

24日目。
猫は部屋の主であるシズキに見つけられて
部屋に戻ってきた。
どこか安心しているように見えた。

25日目。
猫は黙って何かを考えているようだった。

26日目。
猫は何か決心したように鳴き
魔法を使おうと挑戦するようだった。

27日目。
魔法が発動し始めた!

28日目。
魔法陣とともに猫は浮き上がって発光し始めた。
にゃ!

29日目。
猫は発光したまま、魔法陣から発せられる煙のようなものに包まれ……。

30日目、最終日。
猫は魔法が使えるようになった。
そしてその魔法で、本来の姿である少女「家入ナギ」の姿に戻った。
「……私はいったいなぜ猫になっていたの?」








