青くて痛くて脆い 住野よる

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イラスト&イメージボード:ふすい

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『青くて痛くて脆い』公式ツイート

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作品について

青春が終わる。傷つきながら。傷つけながら。

人に不用意に近づきすぎないことを信条にしていた大学1年の春、僕は秋好寿乃に出会った。
空気の読めない発言を連発し、周囲から浮いていて、けれど誰よりもまっすぐだった彼女。
秋好の理想と情熱に感化され、僕たちは二人で「モアイ」という秘密結社を結成した。

それから3年。
あのとき将来の夢を語り合った秋好はもういない。
僕の心には、彼女がついた嘘が棘のように刺さっていた。
「僕が、秋好が残した嘘を、本当に変える」
それは僕にとって、世間への叛逆を意味していた――。
登場人物

田端 楓

商学部の大学一年生。高校では帰宅部だった。
サークルには入らず、そこそこの静かな学生生活を望んでいた。
大学入学時の人生のテーマは「人に不用意に近づきすぎないこと」

秋好 寿乃

楓と同じ大学の政治経済学部の一年生。高校ではサッカー部だった。
講義中に自らの理想を語り、質問を繰り返し、周囲から浮いている。
大学入学時に掲げた信念は「四年間で、なりたい自分になること」

映画化記念『青くて痛くて脆い』
POPコンクール受賞作品発表
■賞品
住野よる賞(2作品):住野よる先生サイン色紙+オリジナル缶バッジ
優秀賞(3作品):住野よる先生サイン入り文庫本
※受賞された方には8月中旬までに賞品をお送りします。
「住野よる賞」に選ばれたPOPは、8月上旬より全国の書店で実際に使用されます!
住野よる賞
  • 斉藤梨夏 高校2年

  • 池本梨乃 19歳

優秀賞
  • 河合乃愛 大学1年

  • 神力亜美 中学1年

  • 太田朋花 中学3年

たくさんのご応募ありがとうございました。

斉藤壮馬さんによる朗読ムービー

人気声優・斉藤壮馬さんが『青くて痛くて脆い』の冒頭部分を
朗読した特別ムービーが完成しました。

朗読収録後の斉藤さんに、感想を伺ったインタビュー動画もあわせて公開中です。
是非お楽しみください。

【お詫び 『青くて痛くて脆い』を応援してくださっているみなさま、斉藤壮馬さんのファンのみなさまへ】

この度、斉藤壮馬さんにご朗読頂いた内容が編集部の不手際で雑誌掲載時のものとなっており、『青くて痛くて脆い』書籍内容とは、一部文章が異なっております。
混乱を招いてしまったこと、住野よるさんと斉藤壮馬さん、そしてファンのみなさまに、心からお詫び申し上げます。大変申し訳ございませんでした。
読者の方からご指摘を受けた段階で、一度は動画を下げさせていただきましたが、お二人のご理解、ご了解を得まして、このお詫びとともに再掲させていただくこととなりました。

動画は雑誌『文芸カドカワ』に掲載された最初期バージョンの『青くて痛くて脆い』を斉藤壮馬さんに朗読していただいたものとなります。そのことをお含みおきの上、お楽しみいただければと存じます。
今後とも『青くて痛くて脆い』と住野よるさんの作品をご支援のほど、よろしくお願いいたします。

応援の声

乙一さん

色々な記憶が掘り起こされて、トラウマ級の心の揺さぶられ方をしました

対談はこちら

山里亮太さん
(南海キャンディーズ)

いまこの本に出会えたのは、僕の人生に必要な、運命だった

書評はこちら

田邊駿一さん
(BLUE ENCOUNT・Vo.&Gt.)

言葉が突き刺さって、一つ一つのフレーズが自分の胸をこじ開けようとする感じがありました。

鼎談はこちら

江口雄也さん
(BLUE ENCOUNT・Gt.)

スッと読めるのに、かつ深い。表現方法が、「歌詞」のように美しくて、余韻が残りました。

鼎談はこちら

傳谷英里香さん
(元ベイビーレイズJAPAN)

こうであってほしい、こうであったはずだと過去を美化したくなることもあるけれど、いかに"今"目の前の相手を見れるか。
ラストの一行で爽やかな風が吹くようで、一歩進む勇気をもらえます。「青くて痛くて脆い」まさにタイトル通りの作品です。

  • 私たちは、ちっとも大人になっていない。身に覚えのある痛みに、傷ついて傷ついて、でもこの痛みは忘れたくないと、願いながら読み終えました。
    紀伊國屋書店ゆめタウン廿日市店・奥野菜緒子さん
  • ド直球で痛いところを刺してきたな、と思った。なのに終盤、目の前がキラキラするくらい純粋なものを掲げられ、はっとさせられた。TSUTAYA中万々店・山中由貴さん
  • 誰かを裏切らずに生きることができるんだろうか?光を感じるラストシーンで、その答えが見えた気がした。
    天牛堺書店イオンモール堺鉄砲町・中目太郎さん
  • 遠い昔に忘れていたキリキリするような心の痛みを思い出しました。「誰かに必要とされる自分でありたい」人は一生、そう思い続けているのかもしれません。
    平安堂長野店・成田直美さん
  • 心の奥のやわらかいところにグサグサ刺さる。気づいたら涙が出ていた。言葉にしてくれて、ありがとう。
    柳正堂書店甲府昭和イトーヨーカドー店・山本机久美さん
  • 想像の斜め上を行く展開にページをめくる手がとまりませんでした。読んだ後にちょっとだけ自分の世界の見え方が変わったような気持ちになりました。
    大学1年生・女性
  • 的確な感情描写に心を抉られて、まるで自分の内面が暴かれたような錯覚を覚えた。これは新時代の青春小説だ。今作も読み終えてすぐに冒頭から物語をなぞり直したくなるような一冊だった。
    大学2年生・男性
  • 最後のドラマにページをめくる手が止まらなかった。いびつだけど愛おしいこの物語に、大人への道を迷ったらまた立ち返りたい。
    大学3年生・男性
著者紹介
著者住野よる
高校時代より執筆活動を開始。
デビュー作『君の膵臓をたべたい』がベストセラーとなり、2016年の本屋大賞第2位にランクイン。
他の著書に『また、同じ夢を見ていた』『よるのばけもの』『か「」く「」し「」ご「」と「』。
よなよなエールが好き。
住野よる手書きコメント
刊行情報

青くて痛くて脆い

住野よる
青くて痛くて脆い
文庫

定価:本体680円+税

2020年06月12日発売

ISBN(JAN) 9784041090152

カドカワストア

amazon.co.jp

楽天

青くて痛くて脆い
単行本

定価:本体1,400円+税

2018年03月02日発売

ISBN(JAN) 9784041052068

カドカワストア

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