作品内容

次へ次へとめくる手が震えるけれど、止められない。この緊張感、この恐怖!

学校に建つ男女の生徒を象った銅像。
その切り落とされた指先が指し示す先は……(「未来へ」)。
真夜中の旧校舎の階段は“増える”。
子どもたちはそれを確かめるために集合し……(「増える階段」)。
まだあどけない娘は時折食い入るように、何もない宙を見つめ、
にっこり笑って「ぶらんこ」と指差す(「お気に入り」)。
読者の体験談をもとに書かれた怪談九十九話。
ときにおぞましく、ときに哀しく、そして優しいエピソードの数々。
四季の移ろいと日本的情緒を描いた著者初の百物語怪談本。 
文庫解説・稲川淳二

鬼談百景
鬼談百景 購入する

著者情報

小野不由美(おの ふゆみ)
12月24日、大分県生まれ。1988年作家デビュー。
「悪霊」シリーズで人気を得る。91年『魔性の子』に続き、92年『月の影 影の海』を発表、「十二国記」シリーズとなる。
十二国記」と並行して執筆した『東亰異聞』『屍鬼』『黒祠の島』は、それぞれ伝奇、ホラー、ミステリとして高い評価を受けている。
「悪霊」シリーズを大幅リライトし「ゴーストハント」として2010年〜11年刊行。12年、2作が相関関係にある『鬼談百景』と『残穢』を 刊行し話題に。『残穢』は第26回山本周五郎賞を受賞。近刊に『営繕かるかや怪異譚』。現在も怪談専門誌『』で「営繕かるかや怪異譚」 を連載中。

ニュース

推薦コメント

書店員の方からのコメント

好評既刊

小野不由美の既刊一覧