──あれは、あなたの命を取る。
──あれは、危険なものです。
微かに三味線の音が響けば、それは怪異の始まり。
恐さと美しさと優しさに満ちた感動の物語。
『十二国記』シリーズの小野不由美 5年ぶりの単行本

『営繕かるかや怪異譚 その弐』小野不由美 カバーイラスト/漆原友紀(『蟲師』『水域』『猫が西向きゃ』)

『十二国記』シリーズの小野不由美 5年ぶりの単行本『営繕かるかや怪異譚 その弐』小野不由美 カバーイラスト/漆原友紀(『蟲師』『水域』『猫が西向きゃ』)

お知らせ

2019.07.12
『営繕かるかや怪異譚』『営繕かるかや怪異譚 その弐』の感想募集キャンペーンは7/23(火)より開催が決定。

抽選で50名様にブックデザイン担当の祖父江慎デザイン「営繕かるかや怪異譚」シリーズイラスト特製ポストカード(3種入り)をプレゼント!
詳細は追ってお知らせします。

2019.07.01
『営繕かるかや怪異譚 その弐』刊行記念キャンペーン実施決定! 詳細は追ってお知らせします

あらすじ

営繕屋は死者の声を聴き、修繕する。
人々の繋がる想いに涙する魂の物語。

両親と弟が鬼籍に入り、かつて花街だったという古い町並みにある町屋の実家に戻ってきた貴樹。貴樹が書斎として定めた部屋はかつて弟が使っていた部屋だった。何気なく、書棚に立てかけられた鏡をずらしてみると、柱と壁に深い隙間があった。そしてその向こうに芸妓のような三味線を抱えて座るはかなげな着物姿の人影が見えた。その女と弟の死には関係があるかもしれないと探すうちに、貴樹がその女を見ずにはいられなくなり……。(「芙蓉忌(ふようき)」より)

営繕かるかや怪異譚 その弐

営繕(えいぜん)かるかや怪異譚(かいいたん) その()

小野 不由美

定価:本体1,600円+税

発売日:2019年7月31日

著者紹介

小野不由美

(おの・ふゆみ)

12月24日、大分県中津市生まれ。京都大学推理小説研究会に所属し、小説の作法を学ぶ。1988年作家デビュー。「悪霊」シリーズで人気を得る。91年『魔性の子』に続き、92年『月の影 影の海』を発表、「十二国記」シリーズとなる。十二国記と並行して執筆した『東亰異聞』『屍鬼』『黒祠の島』は、それぞれ伝奇、ホラー、ミステリとして高い評価を受けている。「悪霊」シリーズを大幅リライトし「ゴーストハント」として2010年〜11年刊行。12年、二作が相関関係にある『鬼談百景』と『残穢』を刊行し話題に。『残穢』は第26回山本周五郎賞を受賞。2019年秋には「十二国記」シリーズの新刊が発売予定。

お化け好きに贈るエンターテインメント・マガジン「怪と幽」で「営繕かるかや怪異譚」を連載中

怪と幽

好評既刊【文庫版】

営繕かるかや怪異譚

営繕(えいぜん)かるかや怪異譚(かいいたん)

角川文庫 好評発売中


叔母から受け継いだ町屋に一人暮らす祥子。まったく使わない奥座敷の襖が、何度閉めても、開いている。 (「奥庭より」) 古色蒼然とした武家屋敷。同居する母親は言った。「屋根裏に誰かいるのよ」(「屋根裏に」) ある雨の日、鈴の音とともに袋小路に佇んでいたのは、黒い和服の女。 あれも、いないひと?(「雨の鈴」) 田舎町の古い家に引っ越した真菜香は、見知らぬ老人が家の中のそこここにいるのを見掛けるようになった。 (「異形のひと」) ほか、「潮満ちの井戸」「檻の外」。人気絶頂の著者が、最も思い入れあるテーマに存分に腕をふるった、極上のエンターテインメント小説。 宮部みゆき氏、道尾秀介氏、中村義洋氏絶賛の、涙と恐怖と感動の、極上のエンターテインメント。

鬼談百景

鬼談(きだん)百景(ひゃっけい)

角川文庫 好評発売中


Yさんの学校に建つ、男女の生徒を象った銅像。宙を指差したその像の人差指はなぜか切り落とされていた───。銅像の周囲で悲惨な死や事故が相次ぐ「未来へ」、旧校舎の階段が異世界へと繋がる「増える階段」、大学の建物から飛び降りた男の凄まじい死にざまを描いた「マリオネット」など、読者の体験談をもとに描かれた怪談99話を収録。
ときにおぞましく、ときに哀しいエピソードの数々を、四季の移ろいとともに描いた百物語怪談集の決定版。
解説は稲川淳二氏。

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