コミカライズ部門
よる
伊近ニイミ
編集者からのコメント
第一に、画力の高さに圧倒されました。
繊細な線により描き出される人物は、髪の質感、動きに合わせてなびくドレスの裾など、どこをとっても非常に丁寧で美しく、強い印象に残っています。
演出面から見ても、主人公の心情とリンクした回想シーンでの雨模様から一転、安心感と胸の高鳴りを覚える場面の盛り上がりが見事に表現されていました。
視線、表情のひとつひとつからも登場人物たちの明確な感情が訴えかけられ、
作品の世界に吸い込まれるような魅力に満ちた、素晴らしいコミカライズ作品でした。
まつ春
編集者からのコメント
同じ原作をもとに応募作を仕上げるという応募者が自身の表現力を見せる場となった部門ですが、まつ春さんの作品は独自の色をしっかり出していたと思います。
繊細な画のタッチも、私たちが求める作品像に近く好感が持てました。
ヒロインの心の動きを表情だけでなく仕草や髪の毛、衣装の揺れなど、全体で表現できていたことも高い評価につながりました。
また、男性の描きわけが、外見だけではなく内面の違いまでしっかり描けていたことに感心しました。
これからの活躍が楽しみです。優秀賞受賞、おめでとうございました。
紅映灯言
編集者からのコメント
1ページあたり適切なコマ数で読みやすく、見開きを使った大胆な表現も効果的です。
表情のバリエーションも豊かで、キャラクターの心情がよく伝わります。
ヒロインの作風にやや古さが見られますが、ヒーローは魅力的に描けています。
基礎的な画面構成力は備わっており、パースを意識して描けるようになると、より立体的で魅力的な画面になるでしょう。今後の活躍が非常に楽しみです。
うみの晴
編集者からのコメント
作品の前半はトーンを駆使したシリアスな展開、後半は一転してコメディ調で明るく未来へ向かう内容構成が、FLOS COMICレーベルの求める作品像と非常にマッチしており、その構成力に感銘を受けました。
また、作品の引きに向けてあえてセリフを入れず、一番の見せ場を見開きで丁寧に描く構成は、
読者の期待感を最大限に高める素晴らしい演出です。
一方で、魅せゴマではない部分でキャラクターの顔にわずかな揺れが見られたため、
細部の仕上げまで気を抜かずに描き込んでいただけると、さらに質の高い作品になるでしょう。
次回作を楽しみにしております。
蘇卓
編集者からのコメント
繊細さと安定性、華やかさを兼ね備えた絵柄が非常に印象的な作品でした。
課題小説にはふたりの男性キャラクターが登場します。本作はふたりの雰囲気が見事に描き分けられており、ひと目見ただけでそのキャラクターがどのような人物なのかを想像できる点にも表現力の高さが現れていたと思います。
表情の硬さ、背景のバランスと描き込みにはまだ課題感が残るものの、
レベルアップと今後の活躍に期待が膨らむコミカライズ作品でした。
湯雪たま
編集者からのコメント
キャラクターの絵柄が非常に綺麗で、全体的にレベルが高く感じられました。
特に、キャラクターの表情から感情が豊かに伝わってくる点が素晴らしいです。
一方で、トーンの濃淡やグラデーションの使い分けを工夫すれば、さらに画面に深みが出るでしょう。
また、モノローグや一つの吹き出しに入るセリフの量が多いため、
もう少し削ってみると、より読みやすくなり、作品の魅力が引き立つと思います。
今後のご活躍を期待しています。
空波リア
編集者からのコメント
基礎的な画力が高く、小物や装飾に気を配り、細部まで丁寧に仕上げようとする姿勢が強く伝わり、高く評価しました。
ドレスもおしゃれで、シンプルながら繊細なデザインに目を引きました。
ヒーローの描き分けや表情の幅が広がれば、人物像にさらなる深みが加わるでしょう。
大ゴマを効果的に配置する構成力や、多彩なトーン表現への挑戦も印象的で、今後の成長がますます楽しみです。
亜沓ひなろ
編集者からのコメント
切なさ、嬉しさ、愛しさなど各キャラクターの感情が伝わってくる表情の柔らかさが魅力的で、
物語の中で起きている事実だけでなく感情に沿って読むことができました。
見せ場のシーンでは読者目線で決めゴマを作っていたり、盛り上げ方も上手で引きこまれました。
また、衣装が丁寧でこのジャンルの特性であるきらびやかな世界観を表現できていたと思います。
今回の主人公は守られる可愛らしい女性といった印象ですが、凛とした強い女性像も見てみたいと思いました。










編集者からのコメント
キャラクターはもちろん、背景や小物、ドレスのデザインに至るまで丁寧に描き込まれており、
作品全体から作者様の熱意が伝わってきます。
平均4コマというコマ割りは電子掲載を意識されているようで、素晴らしい試みだと感じました。
特に、引きのコマはページを大胆に使い、より一層描き込みを増やして描かれていました。
この作画の緩急によって、作品を読んだ方全てを一気に引き込む魅力が演出されているとお見受けいたしました。そのお力に脱帽するばかりでございます。