謎も、ファンタジーも、日常にある。角川文庫 人気キャラクターシリーズ

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地獄くらやみ花もなき

第3回角川文庫キャラクター小説大賞 《読者賞》受賞作

「地獄くらやみ花もなき」

路生よる(みちお・よる)

書店員さん熱烈支持の《読者賞》受賞作。罪深き人々を地獄に堕とす美少年・西條皓(しろし)、登場!

怖いほどの美貌だった。雪のような白肌と漆黒の瞳と髪、白牡丹が吹きこぼれる厳かな和装に身を包んだその少年は、西條皓(さいじょうしろし)と名乗った――22歳にして人生に絶望する遠野青児(とおのせいじ)は、辿り着いた洋館で運命の出会いを果たし、代行業を営んでいるという皓のもとでなぜか助手として働くことに。代行業、それは化け物に憑かれた罪人を地獄に送り届ける〈死の代行業〉だった。そして、また今日も、罪深き人々が“痛快に”地獄へと送られる……。


「地獄くらやみ花もなき」主な登場人物(イラスト/アオジマイコ)

遠野 青児 (とおの せいじ)

あるときから人が化け物に見えるようになったニートの青年。気が付くと、皓が住む洋館に辿り着き……。

西條 皓 (さいじょう しろし)

白肌と漆黒の瞳の美少年。館に迷い込んできた青児の「困窮」と「能力」を見抜き、見習い助手にスカウト。

紅子 (べにこ)

異常に黒目が大きい謎の和服少女。皓の身の回りの世話をしている。

凜堂 棘 (りんどう おどろ)

世間で評判の探偵社『凜堂探偵社』の凄腕探偵。皓とは何か浅からぬ因縁がありそう……。

小野 篁 (おの たかむら)

気が付くとそこにいる、神出鬼没、平安装束に身を包む謎の人物。


「地獄くらやみ花もなき」PV

著者紹介
路生よる(みちお・よる)
愛知県生まれ。2017年「地獄くらやみ花も無き」で、第3回角川文庫キャラクター小説大賞〈読者賞〉を受賞。同年、「折紙堂来客帖 折り紙の思ひ出、紐解きます。」(受賞時タイトル「折紙堂の青目鬼 -折り紙あやかし事件帖-」)で、第5回富士見ラノベ文芸大賞〈審査員特別賞〉を受賞。本作『地獄くらやみ花もなき』でデビュー。

内容
書店員支持No1の読者賞受賞作は、美少年と絶望系ニートのコンビが、罪深き人を地獄に送る、痛快〈地獄堕とし〉ミステリー!

人が化け物に見えてしまう悩みを抱える遠野青児は、迷い込んだ屋敷で、西條皓という謎の少年に出会う。皓は悩める人々を相手に、ある代行業を営んでいるらしい。皓に見初められた青児は、そのまま彼の助手となり、不幸が続く旧家の実態を調べることになるが、現場の獅堂家では、妖しく響く鵺ぬえの声、不可解な殺人、巷で噂の凄腕探偵、そして、驚愕の真実が待ち受けていた! 宿命を背負う少年と、絶望系ニートの悪人〈地獄堕とし〉ミステリー。

担当編集より一言
この作品が受賞した〈読者賞〉は、最終候補作品を全国の目利きの書店員モニターの方々に読んでいただき、最も多く支持を集めた作品に与えられます。本作は、そんな書店員さんより一番の支持をいただきました。人知れぬ洋館で「悩み相談」をしている美少年と、人生に絶望したニートの青年が、罪を背負った人々を、地獄に送るという一風変わった本格ミステリー。軽快な登場人物たちによって描かれる悩める者たちの罪は、単純に「悪」とは割り切れない濃厚な人間のドラマが詰まっていて、みなさん、きっと自分の物語としても読んでいただけると思います。本格的な人間ドラマに、これまた本格的な謎解きが融合できる路生さんの力量は、とても新人とは思えない「本物」です。雅で妖艶で、そして過激で優しい謎解きを、ぜひご堪能ください。