ブックタイトル『少年陰陽師 現代編』 書き下ろしショート・ストーリー/第16回角川ビーンズ小説大賞『剣影に誓う未熟な革命 令嬢だって騎士になりたい!』『ローランシアの秘宝を継ぎし者 往け、世界はこの手の中に』

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概要

『少年陰陽師 現代編』 書き下ろしショート・ストーリー/第16回角川ビーンズ小説大賞『剣影に誓う未熟な革命 令嬢だって騎士になりたい!』『ローランシアの秘宝を継ぎし者 往け、世界はこの手の中に』

- 17 -とある人影が現れた。それは全身を甲冑で覆い、黒いマントをなびかせた、一人の男。剣を構えた姿は、物語の騎士さまと同じだった。彼の剣が青白くひらめいたと思ったら、いつの間にか敵は倒れていた。その騎士は振り返ることもなく、どこかへ消えてたおしまった。その後、リシュアは無事に騎士団に保護された。(助けてくれた騎士さまも、お顔が見えなかったけど黒いマントだった)それを口に出そうとすると、ジュリアスによって遮られる。「でも実際に戦争で活躍したのは十二人の光盾の騎士団だけだろう?」ナイツオブシヤイン「そう、なの......?」「ああ。剣影の騎士は『光と影の英雄譚』にしか出てこないんだ。世間からは架空の登場人物とまで言われているし」シヤドー・ナイトかくう「かくう?」「物語の中の登場人物ってこと」では助けてくれたのは誰なのか。いまのリシュアに確かめる方法はないが、自分にとって間違いなくあの騎士は正義の味きし方だった。