ブックタイトル『双花斎宮料理帖』書き下ろしショート・ストーリー/【試し読み】第16回角川ビーンズ大賞《優秀賞》&《読者賞》受賞作『魔法卿城の優しい嘘銀の執事と緋の名前』

ページ
22/22

このページは 『双花斎宮料理帖』書き下ろしショート・ストーリー/【試し読み】第16回角川ビーンズ大賞《優秀賞》&《読者賞》受賞作『魔法卿城の優しい嘘銀の執事と緋の名前』 の電子ブックに掲載されている22ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

概要

『双花斎宮料理帖』書き下ろしショート・ストーリー/【試し読み】第16回角川ビーンズ大賞《優秀賞》&《読者賞》受賞作『魔法卿城の優しい嘘銀の執事と緋の名前』

- 22 -震えを抑えるように深呼吸をしてから、少女も名乗る。「ジェーン・ブラウン。この城の新しいメイドです」ジョンと名乗った青年は、廊下の奥へと歩いて行くと、先ほど出来たガラスの壁の前で立ち止まる。剣の柄でガラスを打ち砕くと、こちらを振り返った。「初仕事は、ガラスの掃除だ」粉々に散らばったガラスを眺め、ジェーンはため息をつく。母の形見のペンダントが、笑うようにさらりと揺れた。『魔法卿城の優しい嘘銀の執事と緋の名前』和知杏佳イラスト/なな好評発売中!続きは本編でお楽しみください!