ブックタイトル『告白予行練習 僕が名前を呼ぶ日』書き下ろしショート・ストーリー/【試し読み】『5分後にキミのひと言ではじまる恋』
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『告白予行練習 僕が名前を呼ぶ日』書き下ろしショート・ストーリー/【試し読み】『5分後にキミのひと言ではじまる恋』
- 4 -(これ以上、ライバルが増えるのは困る!)「あれ、成海聖奈じゃん。隣の子もかわいいな......モデルかな?」「もー......なに見てるの?」そんな会話が離れた席から聞こえてきて、蒼太はハッとする。座っているのは他校のカップルらしき二人だった。彼氏のほうは、「いや......べつに」と言いながらも、まだあかりや聖奈のほうを見ていた。(そうだ、見るなよっ!!)蒼太はカバンを抱えたまま、勢いよく席を立つ。相手の視界をさえぎるようにしてたちはだかると、「見るな~~っ!」と念をこめるようにして、精一杯にらみつけてやった。「な、なんだ?彼氏か?」「絶対、違うとおもう......」